2006年06月
2006年06月17日
祝福あふれる場でのお仕事
某所で披露宴の司会。チャペルで式をあげたばかりの新郎新婦。2人のエピソードを交えながら祝福を送る出席者。突然のインタビューに関わらず、娘への思い、お婿さんへの印象を涙ながらに語ってくださった花嫁の父。あたたかい空気だった。友人や知人に依頼されて年に数回披露宴の司会をさせていただく機会がある。食事と進行の流れなど会場のキャプテンやスタッフと息を合わせながらの披露宴。「とても楽しかった」と出席の方々からお声をかけていただくと、励みになる。新郎新婦の門出に立ち合える貴重な仕事。無事に進んだのも多くの縁の下の力持ちさん達の存在があってのこと。感謝感謝。
幸せな空気をいっぱい吸い込ませていただいたので、その勢いで夕食は焼き肉へ!。しかし、明日の仕事でニンニク・プンプンになりそう・・・。
2006年06月16日
田中履物店の下駄は…
紬の単衣に麻の帯。袷の時期も心地良く着られる紬を愛用しているが、6月に単衣(ただし6月は透けないもの)に衣替えしてからさらに軽く楽に着られるようになった。「涼しそう」「夏って感じ!」仕事で顔を合わせた方々からお言葉を頂いてテレ笑い。「しんどくない?」とよく聞かれる。仕事の内容やTPOにもよるが、30度まで気温が上がった今日も夜までずっと着た状態で仕事をしていても特に支障はない。着物に慣れない、でも着てみたいという方は、まさに単の着物やや浴衣から入るのがオススメ!!
普段履きに欠かせない下駄。ジーンズにも履いたりする。夏だけでなく年中履ける下駄。体を支えてくれるものだから履きやすさが一番!!職人さんが鼻緒をきちんとすげてくれる岡山市表町の「田中履物店」。下駄も草履も履きやすいものばかり。もちろん、デザインや鼻緒の柄もセンスがいい。老舗でありながら庶民的。足元の相談に気軽にのってくれる。鼻緒が緩んだり板が磨り減ったりすると、「まだまだ履けますよ」と手を加えたり修理も受け付けてくれる。本当に頼りになる存在。最近入手した下駄(写真)は先が平たくなっているもの。先が丸い下駄は普段よく履いているので「こういうの、いかがですか?」と田中さんが勧めてくださった。格好いいし履きやすい!ヘビーローテーションになりそうな一足。
2006年06月15日
スタジオに咲くひまわり(ミサオさん)
朝から雨模様。独特の「雨の匂い」を好きになったのはいつからだろう。布団を乾かした後の「太陽の匂い」も、大好き。が、そんな呑気なことを言っている場合ではない。沖縄では長雨のため地盤が緩みマンションが沈んでいくという現実もあり・・・。梅雨の真っ只中。どうか悲惨な事故や災害がこれ以上起きませんように。
どんよりした空模様の中、まるで天使が舞い降りたかのような方がスタジオに!岡山市中山下にあるチーズ専門店「フロマジュリー・ピノ」オーナーであり、シニアソムリエの中野良佐乃(なかのみさお)さん。(写真)
毎月第3週の「KEIchunCAFE」でチーズやワインのお話をわかりやすく楽しく伝えてくださっている。今日も美しいなぁ、中野さん。実はこの雰囲気?でありながらかなりのサッカー好きらしい。「自称!前世はフランス人 中野ミサオ FIFAワールドカップ・ドイツ大会の見方」と題してミサオ流の観戦の仕方をお話いただいた。観戦する国やその国に縁のあのワインやチーズをセレクトするというミサオさん。フランスの試合では「点が入らない・・・」という苛立ちもありかなりの量を飲んだとか!今注目しているのは懸命な「守り」で試合を運んだ「トリニード・トバコ」今夜は強豪イギリスとの対戦が控えている彼ら。私も興味深々。お供のチーズには世界3大ブルーチーズの「スティルトン」がオススメだとか。時間が足りないくらいの「ミサオコーナー(KEIchunCAFE)」。来月はどんな話題かな。
番組終わりで即行で就実大学へ。今日の「表現創造」の時間は「敬語」がテーマ。といってもテキストを見て「お勉強」スタイルではない。(写真の本は、講義で指定しているもの)「敬語は使わなければ身につかない」「使ってみないと自分が間違っているかどうかわからない」をモットーに講義内でできるだけ実践を重視している。
森田が考えた「あるシチュエーション」を元に、学生と森田でアドリブで会話を進める。その中でつまづいた「敬語」や「表現方法」について皆で一緒に考え、それを発していく。「間違っているかも、恥ずかしい」という気持ちを講義の中で捨てていかないと、実生活でどんどん敬語が話せなくなってしまう。テキストを見ただけで「知ったつもり」でいるのは危険、しかも敬語がどんどん身近でなくなり「難しい」だけになってしまう。皆の前で私と会話する学生は当然緊張する。でもアドリブ会話に次第に教室は笑いに包まれたりする。そして、テキストを見ないで学生たちが一生懸命自分の言葉で「敬語」を発していく。そんな彼女たちの姿はとても清々しい。そして講義を進めながら自分自身の確認作業もさせてもらっている。貴重な時間だ。
大学終わりで、またまた即行。打ち合わせが続けて2件。17時頃やっとお昼ごはん。自宅に戻って仮眠をとってデスクワーク。さあ!!明日に向ってまた励もうっと。
2006年06月14日
フレモニ今朝のスタジオ
写真はフレモニを放送しているFM岡山第一スタジオ。新聞のコーピーや各種資料、手放せないアクセント辞典、スヌーピーの水筒(家でゴリゴリ豆を挽いて点てたコーヒー入り)。
ゲストは、先日ブログでもご紹介した自主映画制作をしている安井祥二さん。「岡山から中央に発信できるものをつくっていきたい」という安井さんの言葉にあらためて共鳴した。事前に収録したインタビューを編集したのはディレクターのIちゃま。ワールドカップの日本の試合をテレビ観戦する時間もないくらい忙しい 彼女の行き届いた作業にも、あらためて感謝。
今日も14時50分〜 18時まで大学。「キャリアデザイン論」Bグループの講義。先週のAグループと同じ内容であってもメンバーは違うしセッションなどの実践の反応もそれぞれ違う。今やっているワーク、楽しんでくれているかな、私の発する言葉をどのくらい聞いてくれているかな・・・心配や悩みはつきない。でも学生たちから得ることも本当に多い。終わった後は「1人大反省会」しながら「今日もみんなの顔を見ることができてよかった」と 思っている。
しかし、体力つけなきゃ。他の仕事モロモロもかなり山を迎えている。次に休めるのは24日(日)。ビタミンしっかりとって乗り越えよう。
2006年06月13日
時間はつくるもの
2006年06月12日
地震には驚いたが・・・
実は地震の起きる5時前に目が覚め、何だか重苦しいと思った直後大きな揺れが来た。岡山にいて地震にはあまり慣れていないので「恐怖」だったが、動きやすい格好に着替え玄関のスニーカーを確認し、日頃から用意している「我流の防災リュック」をすぐ取り出した。昨日夕食をとっていなかったのでニュースを見ながら早い朝食。9時半からの今日の仕事、大丈夫かなと心配。大事にはいたらなくて良かった。でも、防災の意識、日頃からをもっともたなきゃ、とあらためて感じた。
高級プレタポルテブランド。日常生活にはほとんどご縁がないが、2年程前から仕事をさせていただく機会に恵まれている。コレクションのフロアーショー、デザイナーさんやショップのスタッフの方々とのトークショー・・・。今回は「Sumako Ito」ブランドのデザイナー・「Kazu Ito」こと伊藤和枝さん。皇太子妃雅子様、秋篠宮妃紀子様をはじめ、皇室の方々のご衣裳を担当なさっている皇室デザイナー。
「本当に人前でお話なんて苦手なんだけど、森田さんだとお聞きしてホッとしたの」。もったいないお言葉。
和先生とのトークショーは4回目。気品にあふれていると同時に本当に気さくで爽やかな笑顔・・・その美しさは周囲を明るくしながらも、決して「壁」を作らない。お人柄の良さが表情にでていらっしゃる魅力的な方だ。お話は苦手だとおっしゃるが、とても楽しく会話を紡いでくださり、お客様も終始穏やかな笑顔。師である故・伊藤すまこさんから受け継いだ確かな技術と和先生の洗練されたデザイン・・・。「素材も形もね、『いいもの』を手にしていただいて、それを長く大切に愛していただきたいな、と思うんです」。いつか、私も袖を通せる日が来ます様に。
夕方以降、別の仕事・打ち合わせを済ませて帰宅。「後、1時間半で始まる!!」。夕食の準備やアレコレ雑用を済ませテレビのスイッチを。サッカーに詳しくない私もさすがに今夜はテレビ観戦。
写真は、ホテルグランヴィアの「グランヴィア工房」でゲットした「サッカーボール風・チョコ入りミニメロンパン」。
2006年06月10日
皆さんクールビズでした
「20広域商工会設立記念・第1回岡山県商工会大会〜商工会がまちとあなたをバックアップ」が岡山コンベンションセンターで開催。司会進行でお伺いした。(写真は開会前の会場の様子。)合併に伴って新しく生まれ変わった岡山県の商工会。地域振興に欠かせない大きな役割を担ってらっしゃる方々が県内各地からたくさん集まっていらした。
知事を始め岡山出身の国会議員の方々、各界からの来賓の方々、来場の方々、スタッフの方々・・・会場の何百人という方々が全員「クールビズ」スタイル。9割がノーネクタイに爽やかなシャツスタイル。ネクタイの方も軽やかな雰囲気。さすが!私も黒いワンピースとジャケットの代わりにやわらかな黒い羽織もので司会。正直、長丁場の仕事だったが着ているものが軽いだけでかなり体にかかる疲れが違うと感じた。冷え性の私にとっては夏のエアコンきんきん冷え冷えの会場で仕事をするのはいつも辛い状況だったので、今日の自然な室温に本当に助かった地球環境はもちろん、人の体に優しい「クールビズ」への取り組みが様々な場で広がってほしい。
仕事を終えて岡山市本町「ぴぃぷる」へ。自分へのちょっとしたご褒美。色々種類のあるソフトヨーグルトから今日もバナナチョコ。チョコの甘味が爽やかなヨーグルトに絡んで…そしていつもの少し濃いめのコーヒー。
マスター夫妻と時に笑いながら時にダラけながら、とっておきの「クールダウン」の時間を過ごした。週末の夜は特にお客様が多く0時頃までお店を開けていることも。マスター、ママ、くれぐれもお体ご自愛を!
2006年06月09日
日本の宝!語りのおじさん・立石憲利さん
FM岡山で毎週日曜日朝8時40分から放送している「民話の散歩道」 。番組で解説をお願いしている岡山民俗学会理事長の立石憲利さんと収録。民話の朗読は不肖・森田が担当している。
解説していただくお話の原稿が手元にあっても、「どんなお話でしたっけ?」と立石おじさんの語りをせがんでしまう。岡山弁で普通に話しているように、でもイメージが沸いて来る独特の語り、そしてそのエピソードなど・・・ディレクターのIちゃま・Hさま・私も、子供のように笑い転げながら「語りのおじさん」の話を夢中になって聴いている。
「民話の散歩道〜岡山の民話12選」次回6月11日(日)のお話は「カッパの休み石」。1人でも多くの方にお耳を傾けていただけると嬉しいな。
2006年06月08日
『オセラ』副編集長中山美香さん
★KEICHUNCAFE
白いコットンニットで爽やかに登場した株式会社アス『オセラ』副編集長・中山美香さん。今日は表町商店街と神社の話題。意外に知らないエピソードに「ほ〜」「へ〜」の連続。 (詳しくは『オセラ・薫風号』で)彼女の語り口が実に自然。表現力も豊か。これまでのキャリアやスキルを大切に積み上げてきた方のように思う。
と、真面目に書いたが・・・。実は彼女は私にとってかけがえのない存在。真友・心友・親友、そして同志。友人だからこのコーナーのマンスリーゲストになったのではなく、ディレクターが彼女に関心を寄せてくれたのをきっかけに実現した。上記の「中山美香さんへの感想」は森田が正直に常日頃思っていること。美香の存在、そして彼女の友人でいられることを誇りに思っている。スタジオで面と向かうと照れくさいのだが、一緒に仕事ができる機会を与えてもらったことに感謝している。
フレモニ終わりで大学へ。「表現創造」の講義。最近は教室に入ると学生たちから「おはようございま〜す」と声をかけてくれる。うれしい「今日は誰が出席をとってくれる?」その呼びかけに手をあげてくれた学生が毎回出欠をとってくれる。邪道かもしれないが「当たり前のこと」「何気なく行われていること」を別の角度から見たり体験してもらいたいな、と思って試みてもらっている。(先生はサボっているわけじゃないよっ!!)学生が教壇に上がって学生の出欠をとる様子もなかなか微笑ましい。
大学終わりで岡山東公民館へ。館長の長崎司さんに久しぶりにお会いする。気さくなお人柄、変わらぬ笑顔に触れ穏やかな気持ちになった。長崎さんとは岡山市文化政策課にいらっしゃった頃からの長いお付き合い。岡山市文学賞・坪田譲治賞、市民の童話賞関連、デジタルミュージアム関連など、様々なご縁をいただき森田の視野を広げてくださった。
東公民館近くにある「懐古喫茶 桜海」へ長崎さんと職員の方とランチへ。長崎さん最近のお気に入りのお店らしく行く前からワクワク。期待通り!いや期待以上!!大きな野菜がゴロゴロ入ったオムカレーのおいしいこと!!寝不足・疲れ気味の体にパワーが少し戻ってきた。この調子で今夜もデスクワークがはかどりますように!
2006年06月07日
ジュエリーへの情熱
「オリジナリティだけでなくパーソナルなものにしてさしあげたい。他の人に作っても意味がない、つまりこの人達だから成立する・価値のあるものを形にしてさしあげたいんです」。
FM岡山「FreshMorningOKAYAMA」今日のゲスト「ジュエリークラフトYAMAJI」の山路雅樹さん(35)。
お客様との会話の中から、漠然としていたイメージをデザインにおこしジュエリーにそれを施していく・・・。特にブライダルリングやアニバーサリーのジュエリーを「他にはないもの」として創り上げていくショップとして注目を集めている。カップルやお客様のお話にじっくり耳を傾け、山路さんご自身が「会話を楽しんで」いるからこそ、おもしろいアイデアがどんどんでてくるのだろう。また、そのデザインを形にできるのはクラフトマン・職人達の確かな腕があるからこそ。雅樹さんは、美しく細やかな宝飾を見事につくりあげる職人としての父の姿を子供の頃から尊敬していたという。「デザインを発揮できるのも父がいるから。お互いパートナーとしても本当に大切な存在」と話してくれた。
「自分の身近な大切な人を幸せにできないとお客様を幸せにできない」。修行時代の東京の宝飾店社長からの言葉も、大きな支えになっているようだ。
誰にでも真剣に、そして思いやりのある接し方にコミュニケーションの基本を教わったような気がする。ジュエリーにはほとんど無縁の私。いつか、特別な時に作るものは山路さんに託したいと思った。