2007年07月
2007年07月11日
古本の魅力
「古本屋には静かな時間が流れている」「古本屋は本を売るだけでなく何か大切なものも売っているような気がする」「古本屋には歴史のふるいにかけれた本が残っている。良書が残っている」・・・今日のFM岡山「FreshMorninngOKAYAMA」のゲスト・「古本雑記ー岡山の古書店ー」の著者:柘野健次さんはそう語る。岡山では初めての写真と文章による岡山県内の古書店随想記ともいえるこの本には、柘野さんの古本に対する熱い想いがこめられている。あたたかい優しさが感じられる文章に思わず涙腺がゆるんむ。
私も子供の頃から「本」が好きな部類だったが決して自由に変える家庭環境ではなかった。図書館や古本屋さんに行くのが常。文学や古い画集など、ほとんどが古書店で求めたもの。奉還町商店街の森古書店、表町の南天荘書店や県庁通りの民衆文庫・・・思い出深い書店も柘野さんの「古本雑記」に登場している。古書店好きでなくても、古書に興味が無い人でも、きっと「本を読む」ことの奥深さを得られる貴重な一冊のような気がする。
2007年07月06日
紗と絽の着物から
鮮やかな青空を飛ぶかもめ。祖母の夏着物の染めの美しさに思わず圧倒される。今ではこういう柄の着物ってなかなかみつけられないような気がする。が、随分前に祖母宅の蔵に「クシャクシャに置いてあった」らしく、母が「クシャクシャのまま」持ち帰ってそのままにしていた。私の寸法に直して袖を通したかったが、この着物は生地が足らず・・・母にわがままを言って洋服にしてもらい、残布で巾着とティッシュケースとテーブルランナー(これはいつかショールにも帯揚げにもなるかも)を作ってもらった。
こちらは祖母の姉・大叔母の紗の着物。こちらも生地が足らず・・・。またまた母に我がままを言ってバッグを作ってもらった。残布で巾着とティッシュケースも出来上がり〜。バッグは使いやすいサイズで見た目も素敵〜。出来上がりに感動!ただ、裏地をつけていても布が薄いのと、母も職人ではないため「完璧」ではなく、あまり重いものは入れられない・・・。でも着物って本当に素晴らし。形を変えて生き続けてくれるし。私がお針ごとができればもっと生かして活かしていけるのになぁ。母上、よろしくお願いしまする
2007年07月04日
ボロシリケイトガラス
岡山市浜野「アトリエZ」でボロシリケイトガラスのアクセサリー展を開催中(〜7月8日まで)の江田明裕さんが今日のフレモニゲスト。
江田さんは、スポーツトレーナーの勉強をするために大阪の専門学校へ進んだが、大阪の雑貨屋さんで知ったボロシリケイトガラスに魅せられ、この道に進むようになった。
個展の度に進化していく洗練された感性。情熱をもちマイペースで作品に向かいあいながら、常に周囲に対して謙虚な姿勢で接する江田さん。岡山発・新進気鋭の作家に是非ご注目を!
2007年07月01日
綺楽会:浴衣
今日から7月。着物も薄物になり軽やか。夏の着物の中でもカジュアルに、また着物初心者さんも気楽にトライできるのが「浴衣」。
綺楽会
の7月例会は浴衣の着付け練習やミーティング。生地も軽く素肌にさらり着られる浴衣は着付けも本当に簡単

夕食までの時間、図書館でメンバーそれぞれリラックスタイム。
本選びに没頭する弓ちゃん。
紫陽花をゆっくり眺め笑顔。
コツコツと自力で着付けの練習を重ね、バッチリ着物も浴衣も着られるようになった福ちゃん。
着物に関心をもつようになってご実家のお母様やご親戚の方々の着物や小物が集ってきたそう。洋服では黒っぽいものが多い福ちゃんも、着物や浴衣では色遊びも楽しめるとあってウキウキ
絞りの浴衣が映えるひとみちゃん。少しずつ着付けにも慣れてきて様子。
今日は、とっても楽チンでしかも華やかに見える大人の兵児帯を結んだひとみちゃん。その姿がとっても愛らしくて思わず「へこちゃん」と呼んでしまった私
「今日もステキ〜かっこいい〜」とみんなに言われテレ笑い。綺楽会代表の早苗さん。
品のいい綿紅梅の着こなしと美しさはさすが!見た目はキレイ・キチンと・お上品な早苗さん。時折、こちらが大爆笑してしまうほどの天然お茶目ぶりを披露してくださる。いや、ご本人は常に普通にしていらっしゃるのだが、そのギャップが早苗さんの魅力だったり・・・
夕食会からの参加・芳恵ちゃんは、玉野から岡山に向かってくる時の周囲の視線が気になったそう。「いい緊張感でした」と。
最初に芳恵ちゃんの浴衣の着付けをご指導したのは一昨年。最近は着付けの先生にも教わっているという芳恵ちゃん、すっかり浴衣姿も様に。
夏着物や浴衣に多く見られる「萩」の柄が大好き。綿絽の浴衣に今日は襟を付けて夏着物風に。今日は普段の着物ヘアスタイルとチョコッと変えてみた。
芳恵ちゃんが合流し綺楽会メンバー6人がそろって夕食。実は全員がそろったのは今回が初めて!月末に予定されている綺楽会主催のイベントを控え、メンバーの思いも一つに・・・。日常の忙しさから少し解放された「ひととき」だった。