2007年08月
2007年08月25日
「あなたの○○年後は?」
3年先、5年先、10年先の自分自身をどうデザインしていくか。
「なりたい自分」「自分らしい自分」を実現していく講座『マイ・ストーリー・プラン・デザイン講座』が7月14日(土)から6回シリーズでスタート。主催の有限会社「マイ・ストーリー」さんからの依頼で、森田も担当講師の一員になっている。3回目の今日は「人生を豊にするコーチング」と題して森田が担当させていただいた。
自分の強みとは?価値観とは?
自分では弱みと思っていたところが「強み」だったり、気付いていなかったことが「強み」になったり・・・
怒りや成功体験、習慣をふりかえることで自分の「価値観」が見えてきたり・・・
○年先、○○年先なんてわからない!と決めつけるのではなく、自分の「強み」や「価値観」を確認しながら数年先の自分を考えてみる・デザインしてみるという作業は、楽しいことでもある。(時には苦しみもともなうかもしれないけど)
頭で考えるだけでなく、「行動にうつす」「ふりかえる」「確認する」という作業が自然に行えると、きっと視野も広がるはず。
「自分には無理」「〜があるからできない」と閉鎖的になったり自分の置かれた環境や人のせいにする前に、できることはたくさんあるはず。
コーチングによって1人でも多くの方に「豊かな心」になるきっかけを掴んでいただきたい・・・コーチ・森田恵子の願いです
コーチ・森田より〜コーチングとは
コーチングとは?
コーチとクライアントがコミュニケーション(対話)を交わすことによってクライアントがゴールを明確にし、それを短期間で達成できるようサポートする技術です。
コーチングはそもそも「自己実現」のためのものです。
自己実現とは「その人が本来持っている能力や可能性を最大限に発揮すること」。
クライアントは、コーチと対話することによって実現したいゴールを明確にします。そしてゴールを達成するための行動を継続して起こしていけるように、定期的に、客観的にそのプロセスを振り返ります。またクライアントの周囲の環境、習慣に対するアプローチを変化させていくことで、より成果を高めていきます。
※クライアント(コーチングを受ける方)
2007年08月23日
2007年08月22日
プリマ・落合恵利子さん
「本当にバレエが好きなんですよ。私。結構頑丈だし少々のことではバテないかも」
大きな瞳と満面の笑みで気さくに時に大爆笑しながら話してくださったプリマ・落合恵利子さんが今日のゲスト。88年香港バレエ団ソリストとして入団。90年同団にプリンシパル昇格。ほとんどの主役を務め、様々な賞を受賞。2004年には香港ダンス会から、長期にわたり香港ダンス界へ際だった貢献をしたものを賛辞して贈られる賞・「香港ダンス賞」を受賞。04年退団後は香港・日本で後進の指導にもあたっていらっしゃる。
幼少の頃、絵の教室に通っていた時、同じ場所でレッスンをしていたバレエ教室の様子を見て「あれやりたい!」とずっとせがみ続けて始めたのがきっかけ。夢中になってバレエに取り組み国内で活躍が期待され始めた頃、香港バレエ団への入団の話がきたという。「始めは香港に行く気もなかったし行ってからも環境の違いが辛かった」という落合さん。次第に、香港の人たちのオープンさ、バレエという土壌でも「やってみたら?と常にチャンスを与えてくれた」ことで香港が大好きになり、それまで以上に才能を発揮することなった。
「バレエに限らず、自分の好きなことをみつけること。もしそれを続けられなくなったとしても、その時の気持ちを大切にしてほしい」と落合さんはラジオからメッセージを送ってくださった。
落合さんを始め世界のトップバレエダンサーの舞台を堪能できる貴重な機会!
「DREAM TO DANCE 世界のトップバレエダンサーとプティ・バレエスタジオ夢の共演」
8月26日(日)17時30分開演
岡山市民会館
(問)086−265−2902
2007年08月21日
2007年08月19日
お江戸の日々
金曜日の朝一番に岡山を出て東京へ。
金、土、日、3日間缶詰め状態でコーチングの某セミナーに参加。初めてお目にかかる方々と3日間共に過ごし共感・共有もでき、また刺激もたくさんいただいて・・・。
日頃「コーチ」として仕事をする中で、、客観的に物事を見る、人の話しを「聴く」、自分のことを振り返る・・・など、ある程度はできている?と思っていた。
し、しかし。この3日間でいかに私が「井の中の蛙」だったか・・・。(今回に限らず、参加するたびに痛感)
たくさん頂いた「気づき」を「行動」に移していく。それは時に「ちょっと辛いな」「面倒だな」と思うこともあるけど、まずはやってみないと何も始まらない。
ちょっとずつ、ちょっとずつ、進化していく自分でありたいな。
2007年08月14日
敬愛なる2人
中国から強制連行され、北海道の炭鉱で強制労働に従事させられ、のちに脱走し、戦争が終わったことも知らないで北海道の山々を逃げ回った劉連仁さん。劉さんの実話にもとづいて、詩人・茨木のりこが長編の叙情詩にまとめた「りゅうりぇんれんの物語」を歌手の沢知恵さん が70分を越えるピアノの弾き語りを行い、その初演ライヴがリリースされた。(7月18日発売)
私のつたない言葉ではうまく伝えられない・・・。とにかく「聴いていただきたい」のみ。
劉連仁さんは1958年(昭和33年)に発見され、14年ぶりに故郷に帰って、妻と別れたときまだ生まれていなかった息子との再会を果たすことができたそうだ。詩人・茨木のり子は、このニュースを知って「内部から衝きあげてくるものがあって、どうしても書かねばならぬという思いに従った」という。(『鎮魂歌』のあとがきより)。歌手・沢知恵さんは2005年のアルバム『わたしが一番きれいだったとき』で茨木のり子の代表作2編をうたっている。2006年、茨木のり子の訃報にふれた沢さんは「いつか必ず「りゅうりぇんれんの物語」をうたいます」と心に誓ったそうだ。
私にとってこの2人は本当に大きくて大切な存在。
茨木のりこという戦後を代表する詩人の言葉から、時に痛みを感じ時に勇気に似たような「拳」を心の中に宿らせ、時に優しさをもたらせてもらった。20代前半の頃にはなかなか理解できなかったその詩の数々も、私自身の歴史を積み重ねていくことで「実感」のようなものを少しずつ得ることもできた。(ような気がするだけだが) 昨年、<わたしが一番きれいだったとき><依りかからず>を公の場で朗読した時は、自分の未熟さに恥ずかしい思いもした。
親愛なる私の友人が教えてくれた沢知恵さんの歌声。関西のある教会でのライヴは特に忘れられない。沢さんのCDは私の必須アイテム。(実は番組でも何回かご紹介している) 優しさの中に強さのある歌声は私の部屋の中で頻繁にこだましている。美空ひばりからブルーハーツまでをカバーしたアルバムやクリスマスキャロル満載・世界の賛美歌集、いのちをめぐるオリジナルの作品集に洋楽カバー集・・・
様々な曲の中で特に私が好きなのは「こころ」。日本で初めて『朝鮮詩集』『朝鮮民謡選』 などを出版した沢さんの祖父・金素雲が翻訳した韓国の詩に、沢さんが曲をつけた歌。1998年、韓国で初めて歌われた日本語の歌でもある。美しい言葉に静かで深い愛が流れているように感じられるこの「こころ」を私はよく口ずさんでいる。
「りゅうりぇんれんの物語」 70分を越える1曲を長いとは感じられず、吸い込まれるように聴き入ってしまった。戦争がどんなに無益でひどいものか・・・事実を知ること、そして感じることがいかに大切か、きっとこの曲が静かに伝えてくれるはず・・・。