2008年07月
2008年07月10日
三羽省吾『タチコギ』
岡山出身の小説家・三羽省吾さんの新作『タチコギ』(幻冬舎)。
ふらりと出掛けた丸善で偶然見つけた『タチコギ』。
「新作出たんだ!」急いで購入。2時間半で一気に読みました。
<いじめも貧乏もケンカもスゴかった。初恋や友情や青春なんて言葉も知らなかった30年前の夏。あの頃も子供たちは泣いていた。けれど、いっぱい笑ってた。笑いと深い感動をくれる本格青春小説>※幻冬舎HPあらすじ より
今回の作品、岡山の架空の場所が舞台で岡山弁が多く出てきます。(デビュー作の『太陽がイッパイいっぱい』は大阪弁でした。)笑ったり、しんみりしたり、深く考えたり、ドキドキしたり、涙腺がゆるんだり・・・「感動」という言葉ではうまく納まりきらない、こみ上げるものがあり思わず電話をしてしまいました。
「え?もう届いた?え?丸善で?もう読んでくれたの?お〜ありがとう、」久しぶりに聞く「三羽省吾」氏の声はとても元気そうでした。すぐに、読んだ感想を伝えられてよかったです。うん、うれしい〜。
「三羽省吾」氏とは幼なじみです。同じ奉還町の警察官舎に住んでいました。幼稚園も一緒、小学校も一緒。と言っても、省吾君は転校して小3からは倉敷で過ごしています。その後も引っ越し・転校なども経験した彼と再会したのは大学生になってから。母親同士が親しいこともあって、(おばちゃん、いつもお世話になっています)省吾君ともご縁が続いている、というわけです。
略歴
1968年岡山市生まれ。
2002年『太陽がイッパイいっぱい』で第8回小説新潮長篇新人賞を受賞
2005年『厭世フレーバー』で第27回吉川英治文学新人賞候補
2006年『イレギュラー』
2006年『SweetBlueAge』 『ニート・ニート・ニート』収録
広告代理店に勤務しながら執筆をしていた省吾君は今年の6月に会社を円満退社しました。
省吾君のますますのご活躍、心からお祈りしています
2008年07月09日
今日の番組
FM岡山『FreshMorningOKAYAMA』先週に続いて就実高等学校からお客様。来春、特別進学コースから男女共学へと移行が始まる就実のご紹介に、教頭の竹内先生がお越しになりました。私が就実高校に通っていた頃は体育や保体でお世話になりました。卓球部の名指導者でもあります。いつもハツラツとしていらして、こちらも楽しくなるような笑顔と笑い声に励まされたものです。体育祭でa~haのTakeOnMeを先生の振り付けで踊ったことは今でも忘れられず、この曲を私の番組で流す度に竹内先生のエピソードを話していたくらい。今日はご出演直前にスタジオでこの曲を先生と一緒に聴くことができてうれしかったです。
インタビューコーナーのゲストは屏風作家で染和紙作家の梅田剛嗣さん。表町『わがみや・うめだ』の店主でもあります。この番組には3回目のご出演です。
毎回新しい梅田さんの作品・作風に出会え、梅田さんの一ファンでもある私もいつも楽しみにしています。昨年竹久夢二スタイルの作品に取り組まれたことが、自身の一つの転機になったとおっしゃいます。淡い紫、明るいグラデーション・・・最近の梅田さんが作られる作品には、美しさはもちろんのこと、あふれるような優しさとリズムが感じられます。
5月22日夕方5時半ごろ、「環天頂アーク」という珍しい虹を目にした梅田さん。この日は梅田さんに大きな影響を与えた故・赤澤清和ガラス作家さんの三回忌の命日でした。
「たった5分間で消える虹がたまたまビルの隙間から頭上に見えたんです。森田さんと出会えたのも彼の仲介のおかげですし、尊敬する赤澤さんの作品にその美しさに、ほんの少し近づけたかな・・・と彼からのかけがえのないメッセージだと思っています。赤澤さんにも心からありがとう、って言いたいです」
2008年07月04日
『ぴぃぷる』記念日
午前中は、旭東公民館のコミュニケーション講座を担当させていただいた。
担当の方によると、申込みが多くお断りした方もいらしたとか。
ご参加いただけなかった皆様申し訳ありませんでした。
今日7月4日は、岡山市本町『ぴぃぷる』の記念日。
一年に一度、大熊マスターがネクタイを結ぶ日でもあります。
東京行きの新幹線に乗るまでの30分の間に、猛ダッシュでお店に行って喋って、名物・ワッフルを食べて。
よかった〜今年もこの日に来ることができて。
『ぴぃぷる』と大熊夫妻は私にとってオアシス。(静かな空間という意味ではありません)
これからもますますお元気で「オンリーワン」な『ぴぃぷる』でいてください!
2008年07月03日
2008年07月02日
「フレモニ」&仕事
女子教育100年の歴史をもつ就実高等学校が、来春特別進学コースから男女共学へと移行します。そのご紹介に就実高等学校の石田省三教頭先生がスタジオにいらっしゃいました。高校時代に所属していた放送文化部の顧問は山名先生、森木先生、坂上先生、そして石田先生。石田先生は当時とお変わりなく爽やかで穏やかな方です。教育への思いも熱い方で、また学園の広報担当としても連日東奔西走なさっています。恩師とともに番組の生放送を送る日が来るとは夢にも思っていませんでした。先生、さすが!アドリブもきかせながら時間内ピッタリでした。
番組、ニュースを終えて本日は朗読教室のため某所へ。今日は私の席にバラを活けてくださっていました。今日も皆さん真剣なまなざし。アクセントや間の取り方をご指摘すると何度も繰り返し練習なさいます。ティータイムに登場したのは、受講生のお一人が作られた和菓子。やわらかくて甘みも抑えていておいしくいただきました。