2007年07月11日

古本の魅力

a7b09d0a.jpg「古本屋には静かな時間が流れている」「古本屋は本を売るだけでなく何か大切なものも売っているような気がする」「古本屋には歴史のふるいにかけれた本が残っている。良書が残っている」・・・今日のFM岡山「FreshMorninngOKAYAMA」のゲスト・「古本雑記ー岡山の古書店ー」の著者:柘野健次さんはそう語る。岡山では初めての写真と文章による岡山県内の古書店随想記ともいえるこの本には、柘野さんの古本に対する熱い想いがこめられている。あたたかい優しさが感じられる文章に思わず涙腺がゆるんむ。

 

f80f5884.jpg

私も子供の頃から「本」が好きな部類だったが決して自由に変える家庭環境ではなかった。図書館や古本屋さんに行くのが常。文学や古い画集など、ほとんどが古書店で求めたもの。奉還町商店街の森古書店、表町の南天荘書店や県庁通りの民衆文庫・・・思い出深い書店も柘野さんの「古本雑記」に登場している。古書店好きでなくても、古書に興味が無い人でも、きっと「本を読む」ことの奥深さを得られる貴重な一冊のような気がする。


 



keichun_cafe at 23:38│Comments(0)clip!

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔