2007年08月14日

敬愛なる2人

42591560.jpg中国から強制連行され、北海道の炭鉱で強制労働に従事させられ、のちに脱走し、戦争が終わったことも知らないで北海道の山々を逃げ回った劉連仁さん。劉さんの実話にもとづいて、詩人・茨木のりこが長編の叙情詩にまとめた「りゅうりぇんれんの物語」を歌手の沢知恵さん  が70分を越えるピアノの弾き語りを行い、その初演ライヴがリリースされた。(7月18日発売)

私のつたない言葉ではうまく伝えられない・・・。とにかく「聴いていただきたい」のみ。

 

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劉連仁さんは1958年(昭和33年)に発見され、14年ぶりに故郷に帰って、妻と別れたときまだ生まれていなかった息子との再会を果たすことができたそうだ。詩人・茨木のり子は、このニュースを知って「内部から衝きあげてくるものがあって、どうしても書かねばならぬという思いに従った」という。(『鎮魂歌』のあとがきより)。歌手・沢知恵さんは2005年のアルバム『わたしが一番きれいだったとき』で茨木のり子の代表作2編をうたっている。2006年、茨木のり子の訃報にふれた沢さんは「いつか必ず「りゅうりぇんれんの物語」をうたいます」と心に誓ったそうだ。

私にとってこの2人は本当に大きくて大切な存在。

茨木のりこという戦後を代表する詩人の言葉から、時に痛みを感じ時に勇気に似たような「拳」を心の中に宿らせ、時に優しさをもたらせてもらった。20代前半の頃にはなかなか理解できなかったその詩の数々も、私自身の歴史を積み重ねていくことで「実感」のようなものを少しずつ得ることもできた。(ような気がするだけだが) 昨年、<わたしが一番きれいだったとき><依りかからず>を公の場で朗読した時は、自分の未熟さに恥ずかしい思いもした。

親愛なる私の友人が教えてくれた沢知恵さんの歌声。関西のある教会でのライヴは特に忘れられない。沢さんのCDは私の必須アイテム。(実は番組でも何回かご紹介している) 優しさの中に強さのある歌声は私の部屋の中で頻繁にこだましている。美空ひばりからブルーハーツまでをカバーしたアルバムやクリスマスキャロル満載・世界の賛美歌集、いのちをめぐるオリジナルの作品集に洋楽カバー集・・・

こころ

様々な曲の中で特に私が好きなのは「こころ」日本で初めて『朝鮮詩集』『朝鮮民謡選』 などを出版した沢さんの祖父・金素雲が翻訳した韓国の詩に、沢さんが曲をつけた歌。1998年、韓国で初めて歌われた日本語の歌でもある。美しい言葉に静かで深い愛が流れているように感じられるこの「こころ」を私はよく口ずさんでいる。

「りゅうりぇんれんの物語」 70分を越える1曲を長いとは感じられず、吸い込まれるように聴き入ってしまった。戦争がどんなに無益でひどいものか・・・事実を知ること、そして感じることがいかに大切か、きっとこの曲が静かに伝えてくれるはず・・・。

 



keichun_cafe at 18:57│Comments(9)clip!

この記事へのコメント

1. Posted by ポッキーのお母さん   2007年08月14日 23:43
今日は、お休みだったんですか?ブログが今日の日付で載っている明日は、仕事ですねがんばってください
2. Posted by mari   2007年08月15日 13:30
お疲れさまです。
今日(15日)のラジオ、仕事の配達中に拝聴致しました。
明日も聴けそうなので楽しみにしています♪

茨木のり子さん、私も大好きな大好きな尊敬する詩人です。
「自分の感受性くらい」「わたしが一番きれいだったとき」はとても大切にしてる詩です。

彼女の詩がピアノの弾き語りになっているんですね。
沢知恵さんのCD、チェックしてみます。
3. Posted by アトムの子供 その1   2007年08月15日 16:01
リアルタイムで・・・!

昨日はリアルタイムで 森田さんが ご自身のブログを更新している
ところに 遭遇してしまいました(笑)

お盆休みを返上して 来週24日までに納品しなければならない
設計図を仕上げておりましたら 何だか森田さんのことが気になり
ネットに繋いで 森田さんのブログを眺めていたら
夕方5時半を過ぎた頃から 少しずつ森田さんのブログが更新され
始めたではありませんか!!!

「おぉー!!!」っと私は声を上げ!

「運命感じるなぁ〜♪」っと 勝手に歓んでおりました♪♪♪

7時ごろには 編集が完了されたみたいで 同じ空間にいないのに
一緒に時間を過ごした気分になって すごーーーーーーーく!!!
幸せな時間を過ごせました♪(笑)やった−ぁ♪ ルン〜♪(幸)

・・・男とは可愛く悲しい生き物です♪(笑)
4. Posted by アトムの子供 その2   2007年08月15日 16:04
本文とは関係の無いお話で 脱線してしまいましたが(ゴメンナサイ)
私は 沢さんのお名前だけは知っていましたが
彼女のことはよく知りません・・・   (こちっも ごめんなさい)

森田さんの敬愛されている お二人の存在が 森田恵子の一部を形成
しているのかと思うと「これは知らねば」っと思いました(本当に)

森田さんが お二人から感じ取ったものが 何なのか?
私なら どう感じる取るのか? 私に準備が出来ていれば 私なりの
答えを見つけることが 出来るのかも知れません

思いを言葉にして伝えるのは 実は至難の技で 伝える側よりも
受け止める側の 準備が出来ていないと伝わらないものですよね

準備が大切です
5. Posted by アトムの子供 その3   2007年08月15日 16:08
そこで私は 7年ぐらい前に
倉敷市の生涯学習に参加したことがありまして 学習の内容は
中国人(女性)の方から 初歩的な中国語を学ぶというもので
20名弱の老若男女が集まり 中国語の歴史や発音の初歩を
学びながら お隣の国のことを知ろうと頑張っていました

当然 過去の大戦時の話も出て 当時の日本人は皆「鬼」と
呼ばれていたと 中国人の先生が話してくれました

そんな話をしてくれた先生ですが 縁合って日本人の方と結婚し
日本の倉敷市に居を構え 今もお仕事の休みの時に
企業やグループ単位で 中国語を教えていらっしゃいます

中国から日本へ渡り 仕事をしながら日本語を学び 今は日本人に
中国語を伝えている先生は 立派だと思います

私がその時 中国人の先生から教わった 一番大切なことは
自分を知ってもらう前に 相手を知ろうと準備していないと
思いは伝わらないのだということです
6. Posted by アトムの子供 その4   2007年08月15日 16:09
これは 男女の間でも言えるのではないでしょうか

元々 男性と女性では感受性に違いが有ることは
皆が承知するところです

それは感覚器官における感受性の違いだと思いますが
人間の五感 視覚 聴覚 味覚 臭覚 触覚 のうち
男性は視覚を重視します 男性が視覚重視なのは
現実を直視し 物事(敵)を判断するからだと思います

女性はリアルな現実よりも
感覚的な心地よさと 安心感を求めているようで
あらゆる感覚を総動員して 平和を求める気持ちが
強いのだろと思います
7. Posted by アトムの子供 その5   2007年08月15日 16:10
ある人がこんなことを言っています

男は文明であり女は文化だと・・・なるほど!っと思わせますね

男性は物質的な創造と破壊を生み出し

女性は精神的な癒しを育む力を生み出す

この先も 男性優位の社会が続けば 戦争へと誤った方向にまた導いて
しまうかも知れません 私たち男性が もし女性優位の社会を容認する
のであれば 文明的視点から 文化的視点へと視点を移し
男性よりも優れている点の多い 女性から学ばなければなりません

今こそ 女性を知る準備が必要です
8. Posted by アトムの子供 その6   2007年08月15日 16:14
そうです! 森田さんを知る準備が必要です(笑)

そのためにも 森田さんが敬愛する人を知ることが肝要です(笑)
だから私は
森田さんを じーーーーーーーーーーーーっと 観察します(笑)
そうすると 森田さんが こんな風に言います!

どっ! どこみてんのよ〜ぉ!!! (森田さんの怒声)

そして 私は叱られます(泣)・・・・・ トホホッ(自爆)

ところで 森田さん!
ご存知かと思いますが 沢さんの公式サイトを覗いたところ
先週の8月11日(土)に岡山県の鏡野町にある山田養蜂場で
行われた 親子みつばち教室に参加されていたみたいですねぇ!

P.S
また長文になってしまいました ごめんなさい (汗)
普段の私は聞き役なのですが 森田さんのお話が楽しいので
つい調子に乗り過ぎて・・・ おしゃべりになってしまいます
私は森田さんが好きなんですかねぇ? 反省します(笑)
9. Posted by Brother"I"   2007年08月19日 11:18
初めてコメントします。
このブログは前からちょっとずつ見ていますが、最近1人の方のコメントが長くて他の人のコメントが読みにくいです。何かブログ本来の姿が見えにくくなってるんですけど・・・ どうですか???

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