2008年02月23日

坪田譲治文学賞

第23回岡山市文学賞「坪田譲治文学賞・市民の童話賞」贈呈式・記念行事が行われました。

坪田譲治文学賞とは

<岡山市出身で、わが国の児童文学に新しい分野を拓いた、岡山市名誉市民の故坪田譲治氏のすぐれた業績を称えると共に、市民の創作活動を奨励し、市民文化の向上に 資することを目的として、昭和59年12月に制定されたもの>です。

9月1日を基準日とし、前一年間に刊行された文学作品の中から、大人も子どもも共有できる世界を描いたすぐれた作品が対象です。


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今年の受賞作は椰月美智子さん『しずかな日々』

<小学五年生の光輝は、新学期の教室にもなじめないような控えめな性格。しかし、お調子者のクラスメイトに野球に誘われてから、たちまち毎日が楽しく色づいていく。そんな最中、突然、母が会社を辞めて引っ越すと言い出した。初めて、嫌だという強い気持ちを抱く光輝。
 彼が選んだのは、これまでどおりの母との暮らしではなく、幼い頃に一度会ったきりの、田舎のような昔ながらのうちに住むおじいさんとの二人暮らしだった。
 何気ない日々のなかで、生きる決意と誇りを得ていく少年の、確かな成長物語。>(岡山市文学賞HPより)

 

 

4b03dc27.jpgの作品、一気に読みました。やさしい、さわやかな感動を覚えました。文章を目で追っていてこんなにも情景や絵が浮かんでくるなんて。物語に出てくるその場所も風景も決して知っているわけではないのに。また、主人公や登場人物たちの心の動きに静かに寄り添えるような・・・。

椰月さんはとても優しい柔らかな雰囲気の方でした。それでいて、決してぶれる事のないしっかりとした自身の軸をお持ちになっている方だと感じました。椰月さん、本当に緊張なさっていたようで、それをとても気になさっていらしたのです。式典でのご挨拶や記念行事でステージにあがられるのも本当に心配なさっていましたが、とてもスムーズでいらっしゃいました。

 

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今年の式典・記念行事には第17回『翼はいつまでも』で受賞なさった川上健一さん登場椰月さんのためにかけつけてくださったのです!実は椰月さん、坪田賞の作家さんたちの作品に関心が高い中、特に川上健一さんの大ファン!本当にとても喜んでいらっしゃって、少女のようにとても無邪気に川上さんとの共演をはにかみながら楽しんでくださっていました。椰月さんのデビュー作の『十二歳』の装丁は、川上健一さんの坪田受賞作『翼はいつまでも』と同じ方の手によるものだとか。川上さんの作品に感動した椰月さんが「こんな感じがいい!」という強い思いから実現したそうなのです。記念行事のトークセッションには講談社の編集の方もご登壇。美人作家さんと美人編集者さんから、いかに川上さんのファンでいらっしゃるかというお話が繰り広げられ、川上さんもとても照れながら喜んでいらっしゃいました。

毎年この贈呈式・記念行事の司会をつとめさせていただけて、私もとても光栄に思っています。今年も「楽しかったー!」という実感があります。

今朝岡山入りをなさった椰月さん、すべての行事を終えてすぐお帰りにならなくてはいけないというスケジュールでいらっしゃいました。今度は岡山にゆっくりお越しいただきたいですね。

 



keichun_cafe at 23:55│Comments(1)clip!

この記事へのコメント

1. Posted by 谷戸 澄江   2008年04月07日 22:09
5   はじめまして、来年還暦を迎える年齢になり、昨夜は母校のことを検索していた際に中学の三年間担任だった村松先生の欄で森田様のことを知りました。 私の在学中も、放送部の方達が活躍していたのを思い出しました、素晴らしいお仕事をされていて、和服もお似合い で、就実の校章のなでしこそのものでいらしゃるのですね。

 高校の時まで岡山で育った私ですが、なぜか山梨の人と東京で、結婚し、埼玉が本拠地で勤めながら時々週末は八ヶ岳の麓で過ごしたりしています、数年前に山梨の姪っ子が友人のご主人が書いた本が映画化され渋谷で上映されているので観に行ってと電話があり、行ったことのある作家の川上さんの登場する文章が記されていたので、世間は狭いナと驚くやら嬉しいやらで、ついつい投稿させて頂きました、乱文でお恥ずかしいのですがこの気持ちを伝えたく打鍵しました、ご活躍をお祈りしています。

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