2008年09月03日

なんば・みちこさん

なんばさん

「戦争の理不尽さ、父の死、胸の中にある苦しさや悲しさを詩を書くことで発散しようとしていたんですね、きっと」優しい微笑みでお話しになる詩人・なんば・みちこさん。昭和22年、13歳で詩を志したなんばさんは、16歳の時、詩人・永瀬清子氏にノート4冊を送り指導を受けた。「今から思えば、何てことを!無我夢中だったんですね」と、少女のように笑う。岡山大学入学と同時に永瀬清子主宰「黄薔薇」創刊同人、作品を発表。その後、小学校、中学校教諭、校長などを務めながら、詩集の発表や地域文化への貢献、行政、文化、文学界などでの数多くの受賞・・・、現在にいたるまで様々な場でご活躍のなんばさんだ。

なんばさんの詩集『おさん狐』が好きで、僭越ながら何度か朗読させていただいたことがある。動物を通して伝える自然の大切さ、愛情、友情、そして人間の愚かさや戦争の悲惨さ・・・詩の一つ一つの言葉が自分の中で大きく広がって、読んでいて泣きそうになることもあった。

00901bc4.jpg

新しい詩集『下弦の月』。これまで書いてきたもので詩集に入れていなかった作品から28編がおさめられている。

<視点や手法は経験や思索や社会情勢によって変わっても個の本質は変わらないのではないかということです。詩を書き始めた十代の頃から、私の本質は同じなのだと改めて感じます。>あとがきで、なんばさんが書いていらっしゃるように、いつに時代の詩を読んでも、なんばさんの「価値観」「大切にしているもの」は一貫しているように感じた。

 

なんばさん

 

 

 

 

 

 

 



keichun_cafe at 23:50│Comments(0)clip!

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔